豊田市を拠点に活動するご当地アイドルグループ「Star☆T」の通算6枚目となるCDシングル「モノクロームデイズ」(1,080円)の売り上げ枚数が、あす2日付のオリコンCDシングル週間ランキングで、第19位にランクインした。先月20日付のデイリーランキングでは第14位を記録。国内で広く浸透している全国ランキングの20位圏内にランクインした初の快挙に、同市の魅力を発信するために活動してきたローカルアイドルグループは驚きを隠せないでいる。(今井亮)
シングルは「モノクロームデイズ」を共通のタイトル曲に、カップリング曲とジャケット写真が異なるグループ内3チームの3種類が制作され、先月21日に全国発売された。グループは発売の3カ月前から各地でリリースイベントを展開。イベント会場での予約分を含め、累計3,821枚(公式ホームページ)を売り上げた。
タイトル曲はポップスの曲調に、学級で馴染めないことから「白黒の日々(モノクローム・デイズ)」を送る女子生徒が友人に元気付けられ、視界が開けていく物語性のある歌詞が乗せられている。
グループメンバーのうち、小学6年から高校2年までの7人は30日、豊田市役所を訪れ、太田稔彦市長にCDを手渡し、ランクインを報告した。
太田市長は第一声で「すごい」とたたえ、「市の行事に数多く登場しているグループは『豊田市の応援団』。市をアピールする“社会派アイドル”として期待しています」と激励した。
訪れた7人の中で最年長の森本凪彩さん(17)は「20位以内を狙ってはいましたが、本当に入れるとは思いませんでした」と驚きを隠せず、「もっと地域密着のイベントを開いて、市外から豊田市に人を呼び込みたい」と決意を新たにした。