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 1月30日【金】

国の河川協力団体に

岡崎 家下川を美しくする会が指定される

岡崎市北野町から舳越町の矢作川右岸の美化活動を行うボランティア活動団体「家下川を美しくする会」(保田真吉会長)がこのほど、国土交通省が管理する矢作川河川敷の維持管理や環境保全活動を行うことができる「河川協力団体」に指定された。矢作川の協力団体指定は県内では豊田市のNPO法人矢作川森林塾に次いで2団体目となる。(竹内雅紀)

河川協力団体制度は平成25年6月の水防法・河川法改正に伴い創設され、自発的に河川環境保全などの活動を行う民間団体を国が支援する仕組み。指定された団体は、河川環境の整備と保全に関する行為に必要な許認可が簡素化される。そのため、河川管理者の国(今回の場合は国交省中部地方整備局豊橋河川事務所)との協議が成立すれば、スムーズに取り掛かることができる。具体的には啓発看板の設置や竹の伐採など。

18年に発足した同会は23年に矢作川のアダプト(協働管理)制度の合意書を国交省と交わしており、草刈りやごみ拾いなどの活動を年間で約40回実施。会員は40人ほどだが、周辺住民や中高生、企業など多い時で300人ほどが参加することも。保田会長は今回の指定について「利点を最大限に生かしてこれまでの活動以上の成果を上げられるよう、地域や行政との連携を密にして取り組みたい」とコメントを寄せている。

矢作川水系の家下川は流域の大半が豊田市。岡崎市北野町で矢作川と合流する。昔は矢作川の川底が高かったことから堤防に沿って流れ、舳越町の日名橋上流付近で合流していた。

同会はその旧家下川部分に当たる約1.7キロを活動範囲としている。