東海愛知新聞バックナンバー

 1月20日【火】
内田修ジャズコレクション

特別賞を受賞

専門誌が選定

岡崎市が主宰する「内田修ジャズコレクション」が日本ジャズ界の1年間の成果を祝う祭典「ジャズジャパンアワード2014」で特別賞を受賞することが決まった。授賞式は2月21日に横浜市で開かれる。

祭典は国内ジャズ専門誌「ジャズジャパン」が国内ジャズの発展、活性化を目指して平成23年に創設し、今年で4回目。特別賞はアルバム制作やライブ・パフォーマンスなどのアーティスト活動とは別に、国内のジャズの普及に寄与したものが選ばれる。これまでには東日本大震災に対するチャリティー活動やジャズを含んだテレビアニメ作品などが受賞している。

今回、内田修ジャズコレクションが受賞したのは「内田修さんの功績やコレクションの数だけでなく、コレクションを生かした展示室の運営やCD制作などが評価されたのではないか」と岡崎市担当者はみている。

内田修さんは「この賞はジャズに真面目に取り組んできたすべてのミュージシャンと、彼らを支援している人々の努力に向けられたものだと思う。ジャズの記録が貴重な資料としてたくさんの人に活用され、音楽文化の発展につながることを願っている」とコメントを寄せた。

また、内田康宏市長も「内田修氏の尽力、コレクションの重要性を早くから認識し、支援してくれた方々の協力が評価されたと思う。岡崎市はこれからも『ジャズの街 岡崎』を合言葉に音楽文化の継承発展に取り組む」とコメントしている。

ジャズジャパンは戦後60年以上発行していたジャズ専門誌「スイングジャーナル」が休刊したことに伴い、同誌に携わったスタッフらが立ち上げた。今回のアワード受賞作の詳細は22日発売の「ジャズジャパンvol.54」に掲載される。