岡崎市議会12月定例会は4日、本会議を再開して一般質問を続行。井村伸幸(民政ク) 川上守(自民清風会) 大原昌幸(無所属) 木全昭子(無所属・共産) 杉浦久直(自民清風会) 吉口二郎(同)の6議員が登壇した。
川上議員が、本市の市有施設の屋根貸しによる太陽光発電事業の現状について尋ねた。
山田康生環境部長は「9月から小中学校10校、市営住宅2カ所で屋根貸しによる太陽光発電事業者の募集を行った。10月1日から17日まで企画提案書を受け付け、小中学校8校に計9件の提出があった。その後、1校1件が取り下げられ、11月に7校8件を審査した。その結果、2校2件が本市の審査基準を上回る内容だったため太陽光発電事業の協定締結候補者に決定した。今後、事業内容について細部の協議を行った上で、12月下旬に協定の締結を行いたいと考えている。ほかの6件の企画提案は設備の安全性や設置後の維持管理に問題があったため審査基準に到達せず、事業の協定締結候補者に該当しなかった」と述べた。
井村議員が、不登校児童・生徒への「心の体力」をつけさせることの具体的な方策と結果について質問した。
須亮平教育監は「個々の状況に応じて行う必要があり、その方策は多岐にわたる。まず原因を探るため担任は、不登校児童・生徒との会話や、養護教諭、保護者、スクールカウンセラーなどから情報を集め、それぞれに合った方策を検討し、家庭訪問などを通して信頼関係の構築に努める。その後、校内の適応教室に通えるようになったら、そこで運動や学習の支援を行う。夜間登校や休日登校など状況に応じて対応している。また、ハートピアでは社会生活のための技能訓練や学習、運動の指導を補ったりして学校へ戻る準備を進めている」とし、「ここ3年間でハートピアに入所している40%を超える児童・生徒が、ハートピアを併用しながら学校に通えるようになった。昨年度は在籍する中学3年の全員が進路に前向きとなり、高校に進学することができた」と成果を示した。