東海愛知新聞バックナンバー

 11月7日【金】

「甲山古墳」学ぶ教室

24日岡崎 市民会館
三河最大級の前方後円墳?

岡崎市六供町にあり昭和47(1972)年に市の指定史跡となった甲山古墳について学ぶ歴史教室が24日午後1時30分から、古墳のすぐ東にある市民会館で開かれる。(竹内雅紀)

甲山古墳(甲山1号墳)は市民会館の西にある小高い丘に築かれ、地形の測量調査の結果から直径60メートル、高さ8メートルの円墳と推測されている。現在、発掘調査は行われていないが、過去には円筒埴輪が採集されたり、戦時中に付近で防空壕を掘った際には折れた鉄刀の出土記録があったりしている。

また、すぐ南にはやや小さめの円墳「甲山2号墳」もあり、1号墳と同様に4世紀後半から5世紀初頭にかけて作られた埴輪が見つかっていることから、この2つはつながっている前方後円墳ではないかという説がある。大きさは三河で最大級の全長120メートルだったのではないかとみられている。

歴史教室では、市文化財保護審議会委員で岡崎地方史研究会員の山田伸子さんが講師を務め、前方後円墳説をひもとき、円筒埴輪を披露する。さらには現地を散策し、古墳の規模を体感する。

受講料500円。18歳以上で先着45人。問い合わせ、申し込みは市せきれいホール(25―0511)へ。