東海愛知新聞バックナンバー

 10月23日【木】

ようこそ岡崎へ

ミャンマーの大学生49人

外務省の「アジア・太洋州諸国の青少年交流事業」の一環で来日中のミャンマーの大学生49人が22日、岡崎市を訪れた。26日まで滞在し、学校訪問や伝統工芸体験、ホームステイなどを通して日本や岡崎市の文化を学ぶ。(竹内雅紀)

■伝統工芸など学ぶ

一行は21日に来日、岡崎には22日昼に入った。市役所で寺田雄司副市長や太田進造市国際交流協会長らが出迎えた。寺田副市長は「5日間の滞在で岡崎を好きになってもらいたい」と呼び掛けた。この後、市の観光や産業についての説明を受け、消防車両の見学も行った。観光については「外国人観光客を呼び込む手法は」「桜の木は100年間ずっと変わらないのか」など多くの質問が出た。この日は、戸崎町のイオンモール岡崎の視察も行った。

23日には上地、羽根両小学校、竜南、翔南両中学校を訪問し、岡崎城の見学、おかざき(たくみ)の会協力による伝統工芸体験を行う。ホームステイは24日夜から26日昼まで。岡崎城南ロータリークラブ会員や公募による市民ら計30家庭が受け入れる。また、滞在中の活動については、ミャンマーで学校を建てたり、消防車を送ったりする活動を行う元小学校長松井幸彦さんらが中心となり企画した。

初来日のゼ・ヤ・ミンさん(25)は「日本の発展や社会的なルールを学びたい。短い時間だが、見て、聞いたことを多くの人に伝えたい。同じアジアの国としての共通点も見つけたい」と意欲的に語った。