数々の石の魅力を結集したイベント「第23回岡崎ストーンフェア」(岡崎石製品協同組合連合会主催)が18、19日、岡崎公園多目的広場と乙川右岸河川敷で開かれる。岡崎の石工職人らの技術にスポットを当てた一大イベントに関係者は「地場産業発展のために毎年開催している。多種多様の作品群を見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。(竹内雅紀)
会場はこれまでの乙川左岸河川敷から変更。昨年は大雨で水はけの悪い左岸河川敷が不良となり、開催時間を短縮した。実行委員会で検討した結果、左岸河川敷よりも水はけの良い多目的広場と右岸に場所を移すことになった。なお、メーン会場は多目的広場となる。
今年は市内外の石工業者を中心に164ブースが出展。石製品は約2000点が並ぶ。テーマ展示は2つ。1つは「小庭の提案」。住宅事情により広い庭を確保できない人たちや高齢化で芝生の手入れが困難になってきている人たちに石を使った庭作りを提案。具体的には、2メートル四方の石舗装路盤の上に石彫品を配置する例を12通り展示する。
もう1つは「新しい先祖供養 手元供養」。近年は樹木葬をはじめ新しい形の先祖供養が増えてきており、会場では墓と仏壇の機能を組み合わせたタイプの先祖供養「手元供養」を提案。骨壷をそのまま収納する試作品を数点披露する。また、部屋の中に置ける「墓仕舞い」の方法もパネルで提案する。
このほか、11月末に岡崎中央総合公園で開かれる技能五輪全国大会石工の部をPRするブースや、来年の家康公四百年祭に関連したブース、前日17日には石材グランプリ岡崎の審査が行われる。また、東海愛知新聞も昨年に続き出展する。
大島義春実行委員長は「今回は職人の技術に注目してほしい。さまざまな作品があるので1日楽しめる」とPRしてい
問い合わせは、実行委員会事務局(31―3823)へ。