東海愛知新聞バックナンバー

 8月24日【日】
安全安心な学区に

六北パトロール隊発足

岡崎市内41団体目

岡崎市六ツ美北部学区の防犯ボランティア団体「六北パトロール隊」が発足した。同学区市民ホームで23日に行われた設立総会には隊員と来賓の計36人が出席した。(横田沙貴)

同隊は岡崎署管内(岡崎市、幸田町)で47団体目、岡崎市内では41団体目の防犯ボランティア団体で、隊員41人。登下校時の児童の見守りや、愛犬を散歩させながらのパトロール、夜間の青色回転灯パトロール車(青パト)での巡回などを行う。同学区の7月末現在の刑法犯認知件数は50件。空き巣の被害が目立ち、同隊関係者の中にも被害に遭った人がいるという。

設立に先立って、11日には青パト巡回実施のための講習が行われ、36人の隊員が受講した。青パトでの巡回は、10月1日からの予定。総会では同会の規約案や予算案など3件を審議し、原案通り可決した。

天野紘隊長(74)は「今年6月には学区内で下校中の女子児童が連れ去られそうになったことがあり、パトロール隊の必要性を強く感じた。パトロールすることで地域には安心感を与え、泥棒には『ここでは犯罪を起こさせないぞ』とアピールし、明るい、安全安心な六ツ美北部学区をつくっていきたい」と意気込んでいた。

防犯パトロール隊設立は平成24年度の福祉委員長が提案。今年4月設立を目標に準備が進められていたが、役員の選定などで準備が遅れ、8月の発足となった。天野隊長は「将来的には、青パトを学区で1台、各町内で1台ずつ配置し巡回できたら」と話していた。