岡崎市内の小・中学生を対象とした「学校給食メニューコンクール」の試食審査会が25日、岡崎げんき館で開かれた。「みんなが食べたくなる! もやしの給食」をテーマに、応募があった228点のメニューの中から、入賞3品を事前に選出。審査の結果、最優秀賞に、連尺小3年の磯谷洋斗君と同2年の美羽さん兄妹の「もやしと八丁味噌コーン・バター炒め」が選ばれた。(大山智也)
3組の児童・生徒たちは、審査員でもある栄養職員や栄養教諭のアドバイスを受けて調理。モヤシのひげ根を取ったり、材料を包丁で刻んだりと、役割分担した。
試食審査では、市食育推進会議委員、児童・生徒有志ら38人が味や色合い、栄養バランスなどを評価。1人1票を投じた。
最優秀賞に輝いた磯谷洋斗君は「おばあちゃんが作ってくれるもやし炒めを、八丁味噌でアレンジしました。選ばれてうれしいです」。美羽さんは「炒めるうちにモヤシとコーンの汁が出てきたので成功するか心配だったけれど、最優秀賞が取れて安心しました」と話した。
優秀賞は「豚キムたくもやしいため」小川璃沙さん、浅見優衣南さん、加藤理子さん(いずれも額田中3年)、敢闘賞は「とろーりもやしスープ」宮本莉緒さん(本宿小4年)山上野乃佳さん(美川中3年)だった。
同コンクールは、地産地消の推進と市民の食育への関心を高めることを目的に、市が主体となり平成21年にスタート。毎年テーマが異なり、今回は市内の学校給食で使用されているモヤシのほぼ全てが岡崎産ということで取り上げられた。今回入賞したメニューは、来年1月と4月以降の給食献立に採用される予定。