東海愛知新聞バックナンバー

 4月8日【火】

岡崎 家康行列 沿道に31万人

桜吹雪の中 時代絵巻

岡崎の桜まつりのメーン行事「家康行列」が6日、岡崎市中心部で行われた。強風が吹き荒れたが、約700人が参加した55回目の時代絵巻に沿道から温かい声援が送られた。(竹内雅紀)

■てんかくんも初参加

主催者(岡崎市、市観光協会)発表によると、今年の行列の人出は31万人。荒天で乙川河川敷イベントが中止になった昨年を6万人上回った。満開の桜の花が強風で散り、桜吹雪の中での春の風物詩となった。

伊賀町の伊賀八幡宮で出陣式を行い、県警音楽隊を先頭に乙川河川敷までの約3.5キロを姫列や武将隊列が練り歩いた。前日夜とこの日の正午前後に雨が降ったが、行列が出発するころには天候が回復した。

沿道の観客らは花冷えの中、隊列の到着を待ちわび、主役で徳川家康役の天野吉伸さん(64)=あいち三河農業協同組合代表理事組合長=が登場すると一段と大きな歓声が上がった。

また、今回初参加となったオカザえもんは立ち乗り式電動二輪車に乗って登場。主役に負けないほどの大きな声援を受けていた。同じく初参加の「てんかくん」は浜松市の「出世大名家康くん」と装飾車両に同乗して、沿道の声援に応えていた。