岡崎の春の風物詩で桜まつりのメーンとなる「家康行列」の参加者公開選考会が9日、岡崎市福祉会館で行われ、“総大将”の徳川家康役には、あいち三河農業協同組合代表理事組合長の天野吉伸さん(63)=上里3=が決まった。行列は4月6日午後1時から。(竹内雅紀)
55回目の今回は個人、団体合わせて143人の枠に201人が応募した。主役を務める天野さんは「歴史と伝統ある行事での大役は光栄。家康公に恥じないよう取り組みたい。本番では各隊列のパフォーマンスを見てほしい」と意気込みを語った。
13人で争い最激戦枠となった竹千代役には、広幡小4年の村井佑崇君(10)=日名本町=が選ばれた。
また、毎年人気の千姫役には12人が応募し、会社員相磯里奈さん(23)=北野町=に決まった。
相磯さんと亀姫役に選ばれた南山大1年の須貝美咲さん(19)=大和町=は行列前日のレセプションでも岡崎をPRする。
行列は午後1時に伊賀八幡宮で出陣式を行い、30分後に出発。乙川河川敷までの約3.5キロで約700人が勇壮な時代絵巻を繰り広げる。今年はオカザえもんや「てんかくん」などのゆるキャラも行列に参加する。