岡崎出身の英傑・徳川家康の生誕を祝う「家康公生誕祭」が21日、岡崎公園などで始まった。この日夜、家康生誕の地である岡崎城と、徳川将軍家の菩提・大樹寺を結ぶ約3キロの眺望線「ビスタライン」のサーチライト照射が始まり、からくり時計横の広場では点灯カウントダウンもあった。生誕祭は、家康が生まれたとされる26日まで続く。(横田沙貴、大山智也)
サーチライト照射は4年ぶりで、前回は大樹寺から岡崎城天守に向かって照射された。このとき、光が拡散するという問題が起こったため、今回は4年前よりも強い光を発するライトを使用し、岡崎城天守閣展望台から大樹寺上空に向けて光を放った。
午後5時前から、グレート家康公「葵」武将隊らによるカウントダウン。ライトがつき、青白い光で大樹寺とつながると大きな歓声が上がった。
また、ビスタライン照射に合わせ、大樹寺の3門をライトアップ。さらに岡崎公園に、産湯の井戸から、家康のへその緒を納めたえな塚を経由し岡崎城に至る「光の回廊」が出現した。
二の丸能楽堂ではきょう22日と、あす23日、武将隊やオカザえもんらが生誕祭を盛り上げる「きらきらバースデイパーティー」(両日とも午後1時から)、家康公生誕劇などが企画されている。