東海愛知新聞バックナンバー

 12月12日【木】

15年ぶり団体賞 雌牛の愛知県品評会

岡崎・幸田 黒毛繁殖農家
個人では10年ぶりに大臣賞

岡崎市と幸田町の和牛繁殖農家と県立農業大学校県畜産総合センターで組織する「愛知県和牛改良協会額岡支部」はこのほど、新城市で開かれた雌の黒毛和牛品評会で、団体賞と農林水産大臣賞を獲得した。支部の団体賞受賞は15年ぶり、支部員が大臣賞を受賞するのは10年ぶり。(竹内雅紀)

■自信の6頭出品

市内の黒毛和牛繁殖農家は8人、支部全体で約250頭の和牛を飼育している。品評会には支部から6頭を出し、そのうち中野義勝支部長の「ももこ」(生後37カ月)が生後35カ月以上の部で首位。年齢別の全4部門の中でも発育や体のバランス、見た目が最も優れていると評価され、大臣賞に選ばれた。また支部から2頭が優等賞に選ばれ、総合成績が良かった同支部が団体賞に輝いた。

中野支部長らが10日、岡崎市役所を訪れ、寺田雄司副市長に報告した。中野支部長は「後継者不足の問題はあるが、お互いが切磋琢磨(せっさたくま)して飼育してきた結果。うれしい限り」と喜んだ。寺田副市長は「久ぶりの快挙。頭が下がる思いだ」とたたえた。