長距離を飛行することで知られる“渡りチョウ”のアサギマダラが、岡崎市茅原沢町の団地「ちせいの里」の蛍流公園に飛来している。
隣接する森を含めて整備している住宅地の住民団体「ロックエンゼルの会」が昨年3月、アサギマダラが好むフジバカマの苗を植栽。今年は9月30日に初の飛来が確認され、数羽の確認に終わった昨年に比べ、多い日で10羽以上が飛び回るという。
同会は「アサギマダラが羽を休める地域になってほしい」と、河合中学校と生平小学校にフジバカマを株分け。アサギマダラが飛来するようになった同中の鈴木尚子校長は「3000キロを飛行する生命力とたくましさを生徒に感じ取ってほしい」と話していた。(今井亮)