東海愛知新聞バックナンバー

 10月3日【木】
岡崎市食生活改善協議会

県知事 ダブル表彰

岡崎市食生活改善協議会(武田知子会長)はこのほど、地域住民の栄養改善などに努めた地区組織として県知事表彰を受けた。また、同協議会の会長職を長年務めていた今泉清子さん(64)も栄養改善事業功労者としてたたえられた。団体・個人のダブル表彰は珍しいという。(横田沙貴)

同協議会は昭和31(1956)年、県食生活改善協会岡崎支部として発足。平成14年12月、現在の名称に変更した。年間50回以上、食育教室や高齢者、男性向けの料理教室などへ生活改善推進員を派遣。「私たちの健康は、私たちの手で」をスローガンに、地域に根ざした活動をしてきた。今泉さんは名称変更後、昨年度まで会長として積極的に活動を展開した。

表彰式は9月14日に東浦町のあいち健康プラザで行われ、武田会長と今泉さんが表彰状を受け取った。

武田会長は「全国的に見ると、岡崎市民は野菜の摂取量が少ないと言われています。活動の中で、『地元の野菜をたくさん食べよう』と呼び掛けていきたいと思います」と意気込んでいた。

表彰の対象は、栄養・食生活改善に献身的な自主活動に長年従事し、功績が顕著な団体・個人。地区組織は結成されて10年以上、栄養改善事業功労者は50歳以上で会長職などの役職を10年以上務めた人を各保健所が推薦する。