三菱自動車工業名古屋製作所岡崎工場の社員らで構成する自主活動組織「三菱自動車セーフティドライバーズクラブ」の役員が5日、岡崎市役所を訪れ、交通安全啓発用の車両を内田康宏市長に寄贈した。同クラブの創設30周年記念事業の一環。(竹内雅紀)
クラブは昭和58(1983)年に創設。加入は任意だが多くの社員が所属し、現在の会員は約5000人。主に交通安全運動を行っている。
この日は、近藤和幸会長らが市役所を訪れ、車外放送設備と啓発ラッピングを施したミニキャブ1台(125万円相当)を寄贈した。
ラッピングデザインは同社社員が行った。「交通安全」の文字のほか、岡崎城や桜、「横断中」と書かれた旗を持った子どもが道路を渡り車が停止している絵などが描かれている。
近藤会長は「岡崎市内の交通事故撲滅に役立ててほしい」とセレモニー用の鍵を内田市長に手渡した。内田市長は「子どもたちが喜びそうなデザイン。大事に使わせてもらいます」と礼を述べた。車両は市の公用車として、交通安全啓発時に使用される。