岡崎市東公園動物園が1日、開園30周年を迎えた。市内外から毎年多くの人が訪れる同園では現在、記念のスタンプラリーや足跡をたどるパネル展示が行われている。(竹内雅紀)
同園は昭和58(1983)年5月に東公園小動物園としてオープン。前年に親善都市の広島県福山市から寄贈されたアジアゾウ「ふじ子」などが岡崎公園動物舎から“引っ越し”した。現在はニホンザルやシカ、フラミンゴ、ヒツジなど30種類182体が飼育されている。
また、ニホンザルへの焼き芋プレゼントや蒲郡市の竹島水族館の生き物を展示する移動水族館、インターネットで飼育動物を紹介するネット動物園などさまざまな工夫も凝らしている。同園によると、平成14年度からの年間平均来園者は約29万人。
6日までのスタンプラリーは、園内10種類の動物の園舎前と動物総合センターに設置された計11個の手作りスタンプを押して同センターへ提出。抽選で各日30人にオリジナル缶バッジがプレゼントされる。パネル展示は同センター内で31日まで。また、あす3日にはゾウ舎前に特製の顔出し看板が設置される。
ゴールデンウイーク中盤の1日は家族連れや遠足で訪れた小学生らが園内を散策。先月10日で45歳になったふじ子の前で記念撮影をしたり、声を掛けたりして楽しんでいた。ふじ子は同園の動物人気投票で2連覇を達成中。園内では6日まで第3回人気投票を実施している。
30周年記念セレモニーは予算の都合などにより行われなかった。