岡崎市内の公立中学校20校で5日、入学式・始業式が行われ、昨年より63人多い3745人(男子1905人、女子1840人)が学びやの門をくぐり、新生活をスタートさせた。(竹内雅紀、大山智也)
新設の翔南中学校では、入学式の前に完工・開校式を行った。新しい制服に身を包んだ新入生169人が、昨年度まで通っていた南中の制服を着た2、3年生に迎えられた。
式には生徒510人、職員45人、来賓140人、保護者約200人が参加。内田康宏市長が「さまざまな施設が整い、全国にも類を見ない学校。皆さんで新たな伝統を作っていってほしい」と式辞を述べた。
加藤政幸校長は「新しい岡崎の教育の発信地となるよう邁進(まいしん)したい。今までは校舎などの外見ばかり褒められてきたが、今後は内面も褒めてもらえるように一丸となって頑張りたい」と決意を新たにした。また、生徒会長の安井来名さん(3年)が「喜びと期待があります。新しさ、美しさは日本一なので、伝統を作り上げて学校生活も日本一と思えるように頑張りましょう」と呼び掛けた。
同校は市内20番目の公立中学校。公立中学校開校は平成4年の六ツ美北以来21年ぶり。南中の過大規模解消のために新設された。通学対象地域は岡崎小の全区と小豆坂、羽根小の一部。環境に配慮したエコスクールとして、太陽光発電や間伐材を多く取り入れ、屋上緑化なども実施している。また、市内で初めてとなる屋上プールも設置されている。