東海愛知新聞バックナンバー

 3月14日【木】
犬のふん放置者に

イエローカード

岡崎 4月から実施

岡崎市は4月から犬のふん放置対策事業として「岡崎市版イエローカード大作戦」を開始する。地域ぐるみでふん放置を監視するもので、放置したふんの横に警告看板やシールを設置して、飼い主による自主回収を促す。(竹内雅紀)

市では昨年1月6日から約1カ月間、井田南町地内をモデル地区にして検証を行った結果、看板やシールを設置した場合、ふん放置が約40%減少。その後も効果が継続しているため、全市レベルに広げることにした。

実施期間は開始日から1カ月間。3人以上でチームを組み、各自で決めた地域内でふんが放置された場所にイエローカード(旗タイプまたはシールタイプ)を設置。設置日はあらかじめ市に申請し、カード回収日は申請した設置日から10日後となる。ふんは回収せず、あくまでも飼い主に回収させることを狙いとしている。

カードは回収日までの間なら気付いたふん放置場所に設置できるが、回収日にはすべてを回収。カードの回収は期間中3回で、実施者は回収日に集計した数を市に報告する義務がある。

現在、希望者を募集中。問い合わせは、市環境部環境保全課(23―6476)へ。近隣では知立市も4月から同制度を導入する予定。