岡崎「第九」をうたう会(蛭川浩史実行委員長)が1日、岡崎市甲山会館で第31回演奏会に向けて発会式を行った。演奏会は例年、11月か12月の開催が多いが、今年は会場となる市民会館の改修工事の影響で9月1日に実施。それに伴い初練習も例年より3カ月早い始動となった。(竹内雅紀)
発会式には小学4年生から80代までの約80人が参加。スタッフの紹介や会員増強に向けた説明があった後、合唱指揮者の鏑木勇樹さんが約1時間指導した。ユーモアを交えての発声練習で参加者の緊張をほぐし、ブレス(息遣い)や言葉の強弱のポイントを伝えた。初日とあって「第九」ではなく、参加者全員になじみがある童謡「ふるさと」を合唱。「『ふ』の発音は第九では重要になってくる。はっきりと発音するように気をつけて」と呼び掛けた。
蛭川実行委員長は「いつもと比べて始動が早い。昨年12月に第30回演奏会を終えたばかり。今年は暑い時期の開催になるが、地元色が強いので楽しみにしていてほしい」と意気込んでいる。
演奏会は9月1日午後4時から市民会館ホールで。指揮は2度目となる工藤俊幸さん、管弦楽は岡崎音楽家協会第九特別オーケストラ。毎週金曜日午後7時から2時間、市民会館や甲山会館を中心に計30回練習を行う。同会は3月29日まで会員を募集している。小学4年生以上であれば誰でも参加可能。会費は一般1万5,000円、大学・短大生1万円、高校生以下6,000円。親子割引(2人で1万8,000円)や学校割引(1万円、1校から何人でも可)もある。