岡崎市動物総合センター・あにもで1日、市東公園の動物園動物写真展が始まる。動物園の飼育員が自分のカメラで撮りだめた写真から、よりすぐった87点が展示される。(横田沙貴)
動物と多くの時間を過ごす飼育員が撮影することで、普段見られない表情や様子が分かる。飼育室で母乳を飲むリスザルの赤ちゃんや、馬用の防寒着を着たポニーとミニチュアホース、たき火の周りで焼きイモを待つニホンザル―。
タイトルも飼育員が付けた。ケヅメリクガメがハクサイにかぶりつく瞬間をとらえた「ガツガツ!!」、ニホンジカが水道の蛇口に口を付け「ラッパ飲み」、アジアゾウのふじ子が「あ!すいかだ〜!」「ひと口で食べちゃうよ〜。パク!!」―など、タイトルが撮影時の状況を表している。
「母の優しさ」は、昨年7月に誕生したニホンジカの赤ちゃんの毛づくろいをする母ジカ。出産後のニホンジカは警戒心が強く、カメラを向けられると隠れてしまうため、貴重な1枚だという。
担当職員は「動物の近くにいる飼育員ならではの写真ばかり。タイトルと合わせて楽しんでもらいながら、(柵の外から見るのとは)違う一面を見つけてほしい」と話していた。
入場無料。28日まで。月曜日休館。