岡崎市内の中学生が作文を発表する「岡崎市中学生の主張コンクール」が21日、同市上地3の市総合学習センターで開かれた。各校代表の生徒は命や家族、笑顔の大切さなど身近な出来事を元にそれぞれの思いを主張した。(竹内雅紀)
市教委現職研修委員会国語部と岡崎市中学生の主張コンクール実行委員会が主催し、今年で26回目。市内の公立中学19校と愛知教育大学附属岡崎中から1人ずつ計20人が参加した。
江村力教育長は「ロンドン五輪では、日本代表選手が夢や感動を与えました。発表する皆さんも今回の主張を通して、多くの人に夢や希望、勇気を与えてください」とあいさつした。
発表者の持ち時間は5分。祖父や父の死を経験して生きることの意味を再発見したり、「頑張れ」という言葉が重圧にも激励にもなったり、笑顔の意味について熱っぽく語ったりするなど落ち着いて自分の思いを伝えた。客席の中学生は自校の生徒だけではなく、他校の生徒の主張にもしっかりと耳を傾けていた。
審査員4人は内容や論旨、表現、態度などを総合評価。優秀賞に4人を選んだ。後援の岡崎葵ライオンズクラブは助成金10万円の目録を贈った。
優秀賞を受賞したのは次の皆さん(カッコ内は学校名と学年)。
田島綾香(竜海3)、岩瀬美穂(六ツ美北3)、高橋克弥(矢作北3)、松本寧々(矢作3)