岡崎市議会(定数40、欠員1)は26日の6月定例会本会議で、議員定数を現行の40から37に削減する条例改正案を賛成多数で可決した。条例はきょう27日に公布され、直近の市議選(10月14日告示、同21日投開票)から適用される。(竹内雅紀)
「3減」案は、最大会派自民清風会から2議員と第2会派ゆうあい21から2議員の計4議員の連名で提出。理由を「議会改革を推進するため、市民の議会に対する要望も踏まえ、議員定数を見直す必要がある」とし、人口1万人につき議員1人という定義を主張。将来の人口増減や市民要望によって見直すことにも触れた。4月1日現在の人口は37万8,217人。
市議会の議員定数削減案可決は平成11年12月定例会以来。議会事務局によると、3減によって平成25年度は約4,200万円(推定)の歳費削減になるという。坂井一志議長は「平成22年11月に設置された行財政改革調査特別委員会から議論を深めてきたので、市民の理解を得たい。議会としてはさらなる議会改革を推進したい」と述べた。
議員定数削減については、昨年12月に4減案、今年3月に2減案が浮上したが、いずれも自民清風会が「定義が明確ではない」として反対し、本会議に上程されなかった。
岡崎市議会6月定例会は26日、本会議を再開。
この日上程された「Okazakiみんなの夏祭り」への補助金400万円などを盛り込んだ一般会計補正予算案など計18議案を原案通り可決して閉会した。