第1回スポーツ吹矢東海ブロック大会が27日、岡崎中央総合公園武道館で開かれた。愛知、岐阜、三重、静岡の各県スポーツ吹矢協会が主催。東海愛知新聞社など後援。小学3年生から80歳代までの約400人が出場。矢を吹く音と的に当たる音だけが響き、会場は静かな中にも熱気に包まれた。(大津一夫)
会場の両脇に的が並び、選手は順番に、背伸びをするように大きく深呼吸し、的を狙って矢を吹いた。
1人5本ずつ、午前と午後の2回競技し、点数を競った。5本すべてが真ん中に的中する選手もいて、仲間から「すごい」と歓声が上がった。5人グループの団体戦も行われた。
半田市から仲間7人と一緒に出場した渡辺和子さん(71)は、「始めてまだ半年ですが、腹式呼吸をするので健康に良いです。きょうは競技会の雰囲気を体験しようと参加しました。少し緊張していますが、結果にこだわらず競技を楽しみたい」と話していた。
同協会中部・東海ブロック長の安井哲雄さんは、「礼に始まり礼に終わる競技です。年齢を問わずできるので、生涯スポーツの一つとして普及に努めたい」とPRしていた。
関係分の成績は次の通り(敬称略)。