東海愛知新聞バックナンバー

4月10日【火】

豪華絢爛 春爛漫
岡崎・家康行列

■時代絵巻3.5キロ 33万人を魅了

岡崎の桜まつり(15日まで)のメーン行事「家康行列」が8日、岡崎市中心街一帯で繰り広げられた。人出は昨年よりも3万人多い33万人(主催者発表)。勇壮で豪華絢爛(けんらん)な時代絵巻と見ごろとなった桜が、春爛漫(らんまん)の陽気に誘われて外出した人を魅了した。

徳川家康が戦勝祈願をしたと伝わる伊賀八幡宮で午後1時から出陣式。県警音楽隊を先頭に約700人が乙川河川敷までの約3.5キロを練り歩いた。

約40人の隊列を率いた徳川家康役の古澤武雄さんや、甲冑(かっちゅう)を身にまとった柴田紘一市長らが馬上から観衆の声援に応えた。また、道中で行われた鉄砲隊と槍隊の一斉演習も大いに盛り上がった。

乙川河川敷では、火縄銃の実演やグレート家康公「葵」武将隊の演武、戦国模擬合戦が行われ、三河花火の打ち上げで春の一大イベントを締めくくった。(竹内雅紀)