東海愛知新聞バックナンバー

4月4日【水】

■あんしん見守り キーホルダー配る

災害時要援護者に

岡崎市は災害時に高齢者や障害者などを支援するため、登録番号(見守りナンバー)を記載したキーホルダーを順次配布する。市災害時要援護者支援制度への登録者が対象。要援護者の名簿作成は近隣市町でもあるが、キーホルダーの配布は県内で初めて。

キーホルダーには岡崎署や岡崎市消防本部の電話番号が記されており、緊急時に地域の人が要援護者を発見した際は、登録番号を伝えることで身元確認や家族などへの緊急連絡がいつでも迅速に行える。現在、制度への登録者は約7,500人。主に65歳以上の独り暮らしの高齢者や要介護認定者、知的・精神・身体障害者などが登録されている。

市は「郵送ではなく1人1人に説明しながら渡したい」として、22日の三島学区を皮切りに市内全学区へ夏ごろまでに配布を完了させる。また、キーホルダーを市民に知ってもらうためにチラシ配布や市政だよりへの掲載なども検討している。(竹内雅紀)