東海愛知新聞バックナンバー

 3月28日【水】

■次世代につなぐ

古澤会頭が強調
岡崎商議所議員総会

岡崎商工会議所は27日、同商議所で第208回通常議員総会を開き、新年度予算、事業計画などを決めた。古澤武雄会頭は「新年度は創立120周年の節目の年。『次世代につなぐ』を大きなテーマに、良いところを引き継ぎ、新しいことにどうチャレンジしていくかを皆さんと一緒に考えたい」と呼び掛けた。総会のあと120周年記念事業の1つとして、JT生命誌研究館長・中村桂子さんの講演会があった。(大津一夫)

■創立120周年の節目 5項目に重点置く

古澤会頭は「市内には創業以来100年を超える事業所が130社以上あります。経済の低迷が続き、日本の、そして岡崎の商工業を活性化させるためにはどうしていくのかが課題になる」とした上で、「企業の海外移転が進む中、岡崎で何をすべきかを考え、次代を担う人材育成にも取り組まなければならない。その成果を岡崎から発信したい」とあいさつした。

■人材育成、海外展開支援、地域の再生、観光振興など

事業計画として、

  1. 中小企業で活躍する人材の確保・育成
  2. 域内受発注の機会づくりと海外展開支援
  3. ソーシャルビジネスの手法を活(い)かしたコミュニティーの再生
  4. 岡崎の観光資源を活かした産業展開
  5. 創立120周年記念事業の実施

―の5項目を決めた。

また120周年記念式典を11月15日に同商議所で開くほか、第3回ものづくり岡崎フェア2012の開催、会員サービス事業の充実と組織・運営基盤の強化などを実施する。


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