岡崎市と市観光協会が主催する「五万石藤まつり 第19回将棋まつり」が4月29日、岡崎公園内の岡崎城二の丸能楽堂と三河武士のやかた家康館前の広場で行われる。森内俊之名人(41)と谷川浩司九段(49)の公開対局などを通して、親子で将棋に親しみながら開催中の五万石藤まつりを盛り上げる。(竹内雅紀)
招待される棋士は森内名人、谷川九段のほか、石田和雄九段、中田章道七段、杉本昌隆七段、勝又清和六段、佐々木勇気四段、上田初美女王、中村真梨花女流二段、室田伊緒女流初段。
能楽堂での特別イベントでは、森内、谷川両棋士によるトークショー(午前11時〜)と公開対局(午後2時〜)がある。森内名人は16歳でプロ入り。名人位を通算5期獲得した棋士に与えられる永世名人(18世)の資格を得ている。谷川九段は中学生でプロデビュー、21歳で名人位を獲得。タイトル7冠(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)全てを獲得した経験を持つ。
公開対局ではほかに、上田女王と室田女流初段の女流対決、杉本七段と佐々木四段の新鋭対決もある。対局の観覧は定員300人。往復はがきに
―を記入し、〒444―8601、岡崎市役所観光課「将棋公開対局係」へ。入場料500円。4月9日必着。トークショーは定員300人で無料。
一般参加イベントは家康館前の広場で、将棋大会(午前10時〜、先着150人、参加費1,000円)や子ども将棋大会(同、先着80人、500円)、初心者懸賞詰め将棋(同、先着50人、無料)、プロ指導対局(午前10時30分〜、60人、1,000円)がある。
今年は財政難によるコスト削減で、例年行われていた前夜祭は中止となる。