徳川家康の生誕日(12月26日)に合わせて岡崎公園内であす26日、「家康公生誕祭」が行われる。4月に出陣したグレート家康公「葵」武将隊が新曲や剣術演武などを初めて披露し、郷土の英雄の“469歳”の誕生日を盛大に祝う。(竹内雅紀)
今回新たに披露されるのは、剣術演武「戦国の剣」や新曲「GOLD A・O・I〜岡崎ペイシェンス」、大喜利「武笑点」、岡崎名物をリポートする「ときめき☆岡崎名物ホットレポート」、歌唱力に定評がある榊原康政のソロ曲「大河の流れ」と、これまでのロック風から芝居仕立てにリニューアルされた「葵の口上」。
戦国の剣は、徳川家康の口上とナレーションに従い、ほかの8人が数パターンの型を披露する。23日の練習では、演出の西川千雅さんが目線や姿勢、刃先の向きなどをしっかりとそろえることを指摘。「この演武は、にらみ芸が大事」とアドバイスしていた。
「堪忍」をタイトルに入れた新曲(来年1月20日発売予定)は、激しいダンスやラップを取り入れ、武将隊に新たな一面を加える。来場者を楽しませるための名物レポートや大喜利では、アドリブにも対処できるような態勢を整えている。芝居仕立ての新口上も、それぞれのキャラクターを生かせるような工夫が凝らされている。
西川さんは「遊園地に来ているかのような楽しさを提供したい」、徳川家康役の小澤寛さんは「寒さを吹き飛ばすように盛り上げたい」と、それぞれ意気込みを語っている。
演武は午前11時からと午後2時30分からの2回で、30分間。演武前に大樹寺小学校太鼓部と日近太鼓が演奏する。このほか、スタンプラリーや記念撮影、焼き味噌(みそ)の販売、しし鍋の振る舞いなどもある。
きょう25日は前夜祭と銘打ち、午前中は、おかざき塾歴史教室講師・市橋章男さんがガイドする三河武士の屋敷跡発見ツアー、午後から東康生商店街で武将隊が参加する餅つき大会が行われる。
武将隊の年内の活動は、28日まで。年明けは元日の午後2時から演武を行う。