志賀為相談役・志賀為利さんを講師にした「まちづくり講演会」が10日、岡崎市シビックセンターで開かれた。
JR岡崎駅周辺の事業所などで組織する出会いの駅おかざき推進協議会、岡崎信用金庫の取引先企業の南部ダリヤ会と岡崎市が主催。地元住民ら約80人が聴講した。
志賀さんは今年6月から7月にかけて15回にわたり、東海愛知新聞にエッセー「変貌していく街―区画整理事業の進行の中に立って」を連載。これを基に地域の街づくりを考えようと企画された。
最初に「市内電車」(市電)が走っていた昭和36(1961)年ごろの、中心街や南部地域を写した貴重な映像が映し出された。
続いてエッセーの内容に沿って、区画整理事業が進む地域の変遷がスライドで映し出され、インタビューに答える形で志賀さんの話が録音で紹介された。
この中で志賀さんは「街づくりは、そこに住む人たちが意見を出し合って進めていくことが大切」と呼び掛けた。