岡崎の秋を彩る「2011秋の市民まつり」が5日、岡崎市中心街一帯で始まった。地元の魅力を結集した物産展やステージ、ジャズ会場、各商店街では、午前中から大勢の家族連れやカップルなどでにぎわった。きょう6日まで。(竹内雅紀、大津一夫)
岡崎公園多目的広場の商工フェアでは、飲食や物販、ゲームコーナーなど42ブースが並んだ。八丁味噌(みそ)すくいや先着1500人に景品が当たる抽選会には長蛇の列ができた。また、特設ステージでは、グレート家康公「葵」武将隊とあいち戦国姫隊のショーが行われ、大いに盛り上がった。
乙川河川敷右岸では農業祭が開かれ、地元の農林産物の即売や岡崎市と提携を結ぶ長野県佐久市、岐阜県関ケ原町の特産品の販売もあった。左岸では初開催の「秋空てづくり市」。45ブースが自慢の手作り品を販売した。
「岡崎ジャズストリート」の開幕を告げるパレードには、海上自衛隊舞鶴音楽隊を先頭に、柴田紘一市長、岡崎商工会議所の古澤武雄会頭、白井宏幸実行委員長、同前伸治会長らが参加。康生北交差点から籠田公園まで、道沿いの市民らに手を振りながら歩いた。
今回、籠田公園、市役所、岡崎公園を23分で周回する無料バス「JAZZ号」が初めて運行された。
1日7便、座席数は20席前後だが、車内でジャズの生演奏を楽しめるとあって、第1便から超満員。トップバッターの佐々木裕一さん(甲陽音楽学院)がキーボードの演奏を始めると、乗客は会話を止めて聴き入り、日常では体験できない異空間を存分に楽しんでいた。