東海愛知新聞バックナンバー

 10月25日【火】

■福祉機器コンテストで最優秀

車いす用カート改良
岡崎 福祉工房あいちの加藤さん

NPO法人福祉工房あいち(岡崎市牧平町、加藤源重理事長)が南部薬品(本社岡崎市八帖北町、南部淳社長)と共同開発した「車椅子用酸素カートキャリア」が、日本リハビリテーション工学協会主催「福祉機器コンテスト2011」の機器開発部門で最優秀賞を受賞した。(大津一夫)

■酸素ボンベ取り付けが簡単に

呼吸障害で酸素吸入が必要な人が外出する際、酸素ボンベを車いすに固定するのに手間がかかっていた。

“三河のエジソン”として知られる加藤さんは、酸素ボンベを扱う南部薬品から実際に使っている人の意見の提供を受け改良に挑戦。車いすの後部に酸素ボンベを置く金具の台を取り付け、ボンベを取り外したあとは車いすと一緒に金具の台も折りたためるように工夫した。既に利用している車いすにも後付けできる。

加藤さんは「金具と酸素ボンベの重みで後部に重心が掛かり過ぎ、全体のバランスを取るのが難しかった。これで酸素ボンベを利用している人や介助している人の手間が軽減できる」と話している。


<<インデックスへ | <<前日のニュースへ

HOME