岡崎市矢作南小学校の児童が6日、同市社会福祉協議会と特別養護老人ホーム「やはぎ苑」に車いすを1台ずつ(計6万円相当)贈った。児童たちと同学区社会教育委員会、学区民たちが集めたプルタブと空き缶を換金、車いすを購入した。(横田沙貴)
学区社教委員長の大見朝光さんは、岡崎中央ライオンズクラブの会長で、姉妹クラブである神奈川県の小田原白梅ライオンズクラブでプルタブの回収活動をしていることを知った。昨年9月、社教委の会合で提案。これを受け、同校はプルタブ収集の窓口になり、10月から児童会を中心に回収した。
児童たちは家族に伝え、会社などから集めたプルタブも持ち寄り、今年9月12日までの約1年間で約110キロを回収。社教委と学区民が集めたプルタブ、空き缶と合わせ約400キロを換金。購入費には、学区夏祭りの収益金の一部を加えた。
この日、同校運動場で行われた贈呈式には、同校5、6年生の323人と保護者や学区総代、社教委員らが参加。青少年赤十字委員会委員長の野村芽衣さん(6年生)が、社会福祉協議会の永田真事務局長と、やはぎ苑の近藤静子施設長に目録を手渡した。