岡崎市舳越町の愛知学泉短期大学食物栄養学科の学生12人が25日、岡崎商工会議所隣の奈良井公園で開かれる野外イベント「GO! おかざきジャンボリー」で独自の揚げ菓子「ロックドーナツ」を販売する。対外イベントへの出店は初めて。沖縄の焼き菓子サーターアンダギーを現代風にアレンジした商品を通して、地域で活動する団体とコラボする。(竹内雅紀)
「岩のようにごつごつしたドーナツ」という理由で命名されたロックドーナツは3種類。サーターアンダギーをベースに若者に受けがいいものを取り入れた。レーズンやココアが入り甘味が特徴のココア味、板チョコが入ったチョコ味、黒糖入りで風味があるシナモン味がある。
薄力粉やベーキングパウダー、卵にそれぞれの隠し味を混ぜ、150度で10〜13分揚げる。ドーナツは一個当たり60〜70gで、200kcal。
イベントを主催する岡崎青年会議所から出店の話があったのは5月ごろ。各自がさまざまなレシピを考案し、試食会を経てロックドーナツに決まった。同学科ではこれまで、レストランのメニューを考案し、実際に使用された実績はあるが、イベントに出店して独自の商品を披露、販売することはなかった。
指導する根間健吉准教授(62)は「学生たちの社会性を磨くにはいい機会。今後も積極的にいろいろな団体や企業と連携していきたい」と話している。今後は八丁味噌(みそ)を使ったメニューを商品化することも視野に入れている。
ロックドーナツは1個100円前後で販売予定。売上金は材料費や学用品に充てる。女子学生たちは「初めてで緊張していますが、みんなで協力してたくさん売りたいです」と期待を膨らませている。
イベントは25日午前10時30分〜午後4時。入場無料。