東海愛知新聞バックナンバー

 9月1日【木】

■被災地で花火大会に協力

愛知中小企業家同友会の会員
岡崎の原田さんら26人

愛知中小企業家同友会の三河地区の会員26人がこのほど、東日本大震災被災地の岩手県宮古市を訪れ、花火大会に協力した。

同会岡崎地区会長の原田電工社社長・原田晴夫さん=岡崎市岡町=と、真和建装会長・杉浦昭男さん=同市合歓木町=が中心になり、6月から「被災地で支援活動をしよう」と話を進めた。

宮古市教育委員会に電話連絡したところ、8月27日夜に閉伊川緑地公園で花火大会が行われることを知り、「三河花火」のPRも兼ねて協力することを決めた。この花火大会は「さぁ、みんなで花火をしよう!」をキャッチフレーズに、地元の陸中宮古青年会議所と東京のボランティア団体が主催した。

原田さんらは手持ち花火1万本と、3号、1.5号の打ち上げ花火20発(34万円相当)を購入。花火大会の名称を背中に書いた黄色いTシャツもそろえ、26日午後11時、バスで出発。27日午後1時30分、現地に到着した。原田さんはすぐに、地元のFM放送に生出演し、当日の花火大会への参加を呼び掛けた。

花火大会は夕方から始まり、家族や若者ら約300人が集まった。グループに分かれて持参した手持ち花火を楽しみ、あちこちで歓声が上がった。さらに、一緒に行った会員の花火師が打ち上げ花火を披露した。一行はその夜9時30分に現地を離れ、28日午後1時30分ごろ、岡崎に着いた。

原田さんは「行って良かった。現地の人たちの前向きな姿勢に感動した。私たちが元気をもらってきました」と話し、現地の人たちに来年も来ることを約束した。(大津一夫)


<<インデックスへ | <<前日のニュースへ

HOME