岡崎青年会議所(岡崎JC、市川壮文理事長)が主催する子どもたちの模擬都市「おかざきマーブルタウン2011」が18日、岡崎中央総合公園体育館で始まった。夏休み期間中の小中学生は、2年ぶりに行われたまちづくり体験を存分に楽しんでいた。入場無料。21日まで。(竹内雅紀)
初日のこの日は、午後1時30分の開場前から長蛇の列。子どもたちは町民登録を済ませると、銀行で疑似通貨「マーブル」の発行を受け、ハローワークで仕事探し。警察官やアナウンサーが人気で、緊張した表情で場内アナウンスしたり、場内を走り回る子どもを“逮捕”したりしていた。
また、実物大のゾウの張りぼてに願いごとを書いた紙を張り付けたり、会場に掲げる巨大な看板を作ったりする子どもも多かった。仕事で稼いだマーブルは、各自が好む店の出店資金に活用された。
今年は「森へ行く」をテーマにしており、環境を意識したつくりにもなっている。リサイクルコーナーでは、自宅から持ってきたペットボトルや空き缶をマーブルに換金。看板製作には不用なチラシを使うなどして、子どもたちに環境に優しいまちづくりを示している。
2日目以降は、午前10時30分〜午後4時。町長選挙やシンボルの巨大な木の製作などがある。また、ステージではジャグリングショーやキッズダンスショーなども行われ、1日中楽しめる内容となっている。
問い合わせは、JC事務局(53―5045)へ。大人のボランティアサポーターも受け付けている。
マーブルタウンの開催は平成21年以来2度目。前回は愛知県内のJCが行った事業の中で最優秀賞を獲得している。