岡崎市は、6月の節電の実施結果を発表した。市役所東西庁舎と分館、市福祉会館を合わせた電気使用量は33万4,351キロワットで、前年同期比21.7%(9万2,759キロワット)の減となった。また、発電設備のある中央クリーンセンターでは溶融炉の余熱で発電し、売電増加で中部電力を支援する。(今井亮)
庁舎のほか、節電を実施している主な施設では、図書館交流プラザが16万7,568キロワット(18.6%減)、美術博物館が14万6,568キロワット(17.8%)、シビックセンターが6万1,884キロワット(14.5%減)だった。
いずれも冷房の稼働日数や稼働時間の短縮をはじめ、建物内の照明間引きなどで成果があった。
今年4月に本格稼働した中央クリーンセンターには溶融炉が2基ある。7月から9月までの溶融炉の運転日数を、当初予定の36日間から1.5倍の54日間に増やす。
2基の年間運転を7月14日から9月29日までに集約し、中部電力への売電量増加を図る。年間の運転日数は変わらない。運転期間は、電力需要が高まる7月14日〜8月21日と9月15日〜29日の2期に分ける。
2基の運転で売電量は毎時3,700キロワット増え、期間中で約160万キロワットになる。一般家庭に換算すると、月の電気使用量を320キロワットと仮定した場合で、1,665世帯の3カ月分に相当する。