岡崎市竜美丘会館で7月7日、「ふるさとリクルートフェア2011」が開かれる。岡崎市と岡崎商工会議所などが主催。来年春の就職を目指す大学生らを対象にした合同企業説明会のほか、高校生に市内の企業の技術や製品をPRする「ものづくり事業所紹介」も開催する。(大津一夫)
合同企業説明会は午後1時から5時まで大ホールで開かれる。製造、サービス、建設、卸・小売、飲食などの地元優良企業約50社が参加。人事担当者が求人予定や業務内容、福利厚生などについて説明する。
学生のほか、3年以内の既卒者、40歳未満の求職者と、今回は東日本大震災被災地から一時避難してきた人たちにも、企業との面談の場を設ける。
ものづくり事業所紹介は、昨年7月の「第2回ものづくり岡崎フェア」に県立岡崎工業高校生を招いたのがきっかけ。「市内のものづくり企業をもっと知りたい」という生徒たちの声に応えた。
当日は17社が参加。担当社員が生徒たちに製品の特徴などを説明し、就職活動の参考にしてもらう。
同商議所によると、例年は5月の連休から夏休みにかけて内定が決まっていくが、今年はやや遅いという。厳しい経済状況の中で、求人数を決めかねている企業や、東日本大震災で操業に影響を受けた企業もあることが要因とされる。「大手だけでなく、中小の企業にも優良企業がたくさんあります。地元の元気な企業が集まる合同企業展にぜひ参加を」と呼び掛けている。
次回の合同企業展は10月5日、同商議所を会場に開く予定。問い合わせは、同商議所(53―6165)へ。
合同企業展が開かれる会場で、創業セミナー(午前10時〜正午)▽創業相談(午前10時〜午後5時)▽資金繰り相談(同)も同時開催される。
同商議所や岡崎公共職業安定所、県信用保証協会、日本政策金融公庫の職員らが相談に応じる。