東日本大震災の被災地に派遣された岡崎市職員や市民ボランティア、自衛隊員の支援活動を伝える記録写真展が30日、同市役所東庁舎1階の防災展示コーナーで始まった。6月24日まで。
3月11日の地震発生以後、約2カ月間に撮影された写真14点を、A4判からA0サイズ(縦約84センチ、横119センチ)に引き伸ばして展示。発生日の夕方に被災地へ出発した緊急消防支援隊(同市消防本部)の救援活動をはじめ、水道局の給水活動、保健所による被災者の健康管理、同市が募集した災害ボランティアの活動を紹介している。
また、陸上自衛隊から提供を受けた宮城県山元町での活動写真57点も。決死の活動や当初の被災状況が写されている。
同市防災危機管理課は「写真を通して被災地の現状を知ってもらい、ボランティアや職員の活動に対する理解を深めてもらいたい」と話している。
現在、同市は被災者の精神的ケアを行う保健師と、被災した建築物の修復を手伝う技師を被災地に2人ずつ派遣している。職員の派遣人数は8月27日までに延べ221人になる見込み。(今井亮)