東海愛知新聞バックナンバー

 5月25日【水】

■5カ国の研修生来岡

鋤柄農機を訪問
工場見学と実習 製品説明受け、耕運機など操作

国際協力機構(JICA)の集団研修「小規模農家用適正農機具開発普及コース」の研修生が24日、岡崎市矢作町の農作業機メーカー「鋤柄農機」(鋤柄国佐社長)を訪れた。同社で工場を見学した後、同市小針町の圃(ほ)場に移動して、トラクターや耕運機などの操作を実習した。

研修生はパキスタン、パプアニューギニア、エチオピア、ナイジェリア、ルワンダの男性6人。鋤柄社長らの歓迎を受けて工場を見て回り、同社の製品について説明を受けた。

圃場では、社員が現在同社で製造している小型農機具約300種類のうち、主に九州地方の山間地などで使われている「ハンドカルチ」や耕運機、トラクターなど約20種類を紹介。研修生は慣れない操作に四苦八苦しながら、農作業機で畑を耕した。

同社は毎年、JICAの研修生を受け入れている。研修生はきょう25日、同市合歓木町のマキタ岡崎工場を訪問する。

研修生は母国で農業機関の技師や大学の助手などを務めている。2月に来日し、茨城県の筑波国際センターで講義を受け各種農業機械の設計や工作実習をしている。10月中旬、タイへ移動して研修を続ける。(今井亮)


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