東海愛知新聞バックナンバー

 5月14日【土】
浜岡原発運転停止

■節電へクールビズ

各自治体が取り組み始める

中部電力浜岡原発の運転停止に伴う電力供給のひっ迫に備え、県は例年より約半月繰り上げて、16日からクールビズを実施する。県の動きに合わせて各自治体でも、庁内の冷房機器の使用を控え、冷房の設定温度を厳守するなど、さまざまな取り組みを始める。(今井亮、竹内雅紀)

岡崎、西尾両市と幸田町は県と同時にクールビズがスタート。岡崎市では、庁内の冷房温度を28度に設定し、職員は上着やネクタイなしの軽装で勤務する。各部署では節電を徹底する。

また窓口のカウンターには「家庭・事業所での節電にご協力ください/省エネ対策としてクールビズ実施中です」と書かれた表示板を置いて、来庁者に協力を呼び掛ける。期間は10月31日までを予定している。

西尾市と幸田町も庁内の冷房温度を28度に設定。職員の時間外勤務を削減する動きもある西尾市では、初日に榊原康正市長を本部長とする第1回節電・エネルギー対策本部会議を開き、節電の具体策を協議する。

両市町ともに9月末までをクールビズの期間としているが、延長・変更の可能性もあるという。

豊田市は9日に開いた震災対策会議で、クールビズの期間を18日から9月末までに決定。市議を含め、職員らは夏季の軽装に衣替えする。庁内では終業後の一斉消灯、パソコンをはじめとする待機電源の削減などの節電を図る。


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