工場などの現場作業で優れた工夫を考案した人を文部科学大臣が表彰する今年度の「創意工夫功労者賞」の受賞者が発表された。全国の受賞者982人のうち、愛知県は275人を占め、平成4年度から20年連続で全国一。岡崎市内では3社の計44人が受賞した。(今井亮)
県内受賞者の表彰状伝達式は21日、刈谷市産業振興センターで行われた。岡崎市内で受賞したのはフレックスキャンパス(5人)、アイシン・エィ・ダブリュ(36人)、大和化成工業(3人)。
フレックスキャンパスと大和化成工業の受賞者は伝達式後、岡崎市役所を訪れ、柴田紘一市長に喜びを報告した。
柴田市長は「毎日の仕事から独自の方法を追求する姿勢が認められたと思います。ものづくりを見つめ直し、生産力などを向上していく姿を目の当たりにすると、みなさんは貴重な存在。受賞を自信にしてほしい」とたたえた。
創意工夫功労者表彰では、作業の工夫により作業効率や品質の向上、コストパフォーマンス、未利用資源の活用などにつながる功績を評価する。