岡崎市は4日、岡崎公園を拠点にパフォーマンスを繰り広げる岡崎観光武将隊の名称を「グレート家康公『葵』武将隊」に決定したと発表した。市から事業委託を受けた一般社団法人「岡崎パブリックサービス」では今月11日まで、失業者を対象に武将隊の隊員を募集している。
武将隊は家康公をはじめ、徳川四天王の酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政と武将4人の計9人で構成する。募集しているのは8人。家康公は、パブリックサービスが演技指導と武将隊のまとめ役として雇用した演劇経験者が務める。
隊員は今月30日に岡崎公園で開かれる出陣式で、演舞の初披露や出陣太鼓など、華々しい演出でデビューを飾る。土曜日、日曜日、祝日は午前11時と午後2時の1日2回、全員が紙甲冑(かっちゅう)に身を包んでパフォーマンスを繰り広げる。平日は1人が常駐し、園内を練り歩き、記念撮影など観光客と交流する。
隊員は1次審査の書類選考と、15日に市民会館で行われる2次審査のオーディション形式の面接で即日決定する。
雇用期間は来年3月までの間の6カ月以内。出勤は月に14日以内で、勤務時間は約6時間。時給1,000円に加え、1日当たり600円の交通費を支給する。
応募はハローワークの紹介状、所定の申し込み用紙、宣誓書、雇用保険受給資格者証のコピーなどが必要になる。応募は朝日町のパブリックサービスで午前8時30分から午後5時15分まで、土曜日と日曜日を問わず受け付ける。
申し込み用紙などの必要書類はパブリックサービスをはじめ、岡崎公園内の岡崎城と三河武士のやかた家康館、市民会館、竜美丘会館、せきれいホール、岡崎中央総合公園、南公園、奥殿陣屋、桑谷山荘で配布。このほかパブリックサービスのホームページからもダウンロードできる。
問い合わせ先は、事業についてはパブリックサービス総務課(23―1917)、紹介状と雇用保険受給資格者証についてはハローワーク岡崎(52―8609)へ。