徳川家康公にゆかりのある岡崎、豊田、安城の3市で構成する「三河家康公の旅歓迎団」が、国内外の観光客に向けて、「愛知開運ロード」と題した言語別の観光ガイドブックとDVD、マップをタッチするとボイスペンから音声解説が流れる「岡崎公園多言語マップ」を作った。(今井亮)
ガイドブックは日本語、英語、中国語、韓国語の詳細版(6万部)と概略版(7万5000部)の2種類を用意した。
詳細版では岡崎を「家康公誕生の地」、豊田を「徳川家のルーツ」、安城を「家康公飛躍の時」と位置づけ、観光地として知られる3市のゆかりの場所や周辺の観光スポットを紹介している。A5判16ページ、カラー。
DVDは4カ国語のナレーションを収録。2000枚を製作した。収録時間は約10分。ガイドブックは国内をはじめ、中国、台湾、韓国の旅行代理店に置く。DVDは旅行代理店のみの配布となるが、岡崎市のホームページ内にある映像ギャラリーでも、4月から収録内容を配信する。総製作費は約700万円。
岡崎公園多言語マップは、ボイスペンがマップ上の番号とマップ両側にある写真に印刷されたマイクロバーコードを赤外線で読み取り、音声解説が流れる。英語、中国語、韓国語、日本語のマップを作り、各言語の音声解説に対応している。
マップは公園内で配布。ボイスペンは20本用意し、500円程度の保証金で貸し出す。