重度障害者が医療的ケアを受けられる施設づくりを目指して活動するNPO法人「蕗の薹(ふきのとう)」(栗木宏美理事長)の、「春待通り2011 ウェルフェアーふきのとうin岡崎」が26日、岡崎市せきれいホールで開かれる。開演は午後1時30分。(大津一夫)
このイベントは、重い障害がある人たちが地域の人と交流を深め、やさしい街づくりを進めようという同法人の趣旨を多くの市民に知ってもらおうと、平成20年から毎年開催している。
最初に岐阜県の飛騨千光寺住職・大下大圓さんの記念講演「人はなんのために生きるのか」がある。木下さんは岐阜県の飛騨地方を拠点に活動し、「実践仏教」「生きるための仏教」を提唱。現在、NPO法人日本ホスピス在宅ケア研究会理事、同日本スピリチュアル学会理事などを務めている。
栗木さんは、高山市の朝市でホスピス病棟の建設を目指して募金活動をする姿をテレビで見て感激。3年前には仙台市で開かれた大下さんの講演を聞きに行き、岡崎での講演を依頼した。
後半はシンセサイザーの弥生(本名・馬淵隆)さん、ピアノ吉田祐三子さん、歌・大羽千春さんが出演。栗木さんの詩集『ホイッスル』から、大学の同窓生が作曲した「秋桜」「一砂の粒子」「ホイッスル」が披露され、「ホイッスル」を来場者と一緒に歌うことになっている。
入場料は大人1,000円(当日1,200円)、小学生500円(600円)。小学生未満は無料。チケットは絵本の専門店「ちいさいおうち」(材木町)、お好み焼き店「富らっと」(本宿町)で販売している。問い合わせは蕗の薹(080―4305―7644)へ。