東海愛知新聞バックナンバー

 1月16日【日】

大好き大きな木

岡崎・北野小蜷君
みどりの絵コンクール最優秀

岡崎市北野小学校1年生の栁川俊介君(7)が、三菱UFJ環境財団と日本ユネスコ協会連盟共催の「みどりの絵コンクール」(みどりの絵部門)で最優秀賞を受賞した。14日、母親の雅子さん(43)と一緒に同市役所を訪れ、柴田紘一市長に受賞を報告した。 (今井亮)

受賞作品は、栁川君が大好きという北野学区にある北野廃寺に立つ大木をモチーフにした“木の家”。力強く立つ大木の幹をくりぬいた家をはじめ、周辺に木の滑り台、大木につり下がるブランコなどが絵の具とサインペンで画面いっぱいに描かれている。青空の右上には、どんな作品にも必ず描くという太陽が輝く。

栁川君は絵画教室で絵画を習っているが、通い始めて1年足らず。教室では技法などの指導はなく、受賞作品は自由に描いたうちの1点。雅子さんは「太陽は一種のサインのようなものです」と温かく見守っている。

受賞作品を見た柴田市長からは「発想が良い。これからも頑張ってね」と褒められ、栁川君は「大きな木が大好きで、こんな木に住みたいと描きました。これからも緑を大切にして絵を描き続けたい。受賞はうれしいです」と話していた。

同コンクールは35回目。「みどりの絵」と「わたしが守りたい身近な自然」の2部門に2万5203点の応募があった。みどりの絵部門では、栁川君を含め最優秀賞7点、優秀賞28点、入選353点が選ばれた。


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