今月2、3日に長野県松本市で行われた全国聾学校陸上競技大会で、県立岡崎聾学校高等部3年の渡邉貴広君(17)が男子800メートルで見事、優勝した。渡邉君は「昨年2位だった種目で優勝できて良かった」と喜びをかみしめている。(竹内雅紀)
渡邉君は、自己ベストに迫る2分07秒で2位以下を引き離して初優勝。同校の選手が陸上競技で全国制覇したのは2年ぶり。
指導した戸谷恵子教諭は「練習の成果が結果に出た。よく頑張った」と渡邉君の活躍をたたえている。3年生はこれで引退となるが、渡邉君は「これからも陸上を続けたい」と意欲的だ。
同校では渡邉君以外にも、高等部3年の森小耶香さん(17)が女子走り高跳びで準優勝、4×100メートルリレーで男子が5位、女子が8位入賞するなど好成績を収めた。