東海愛知新聞バックナンバー

 8月26日【木】
岡崎市教委

長期滞納の親子提訴

奨学金など返還求める

岡崎市教育委員会は、一色町在住の会社員女性(25)と両親に対して、当時岡崎市に住んでいた女性の短大進学で貸し付けた女性名義の奨学金40万円と、両親名義の入学準備金30万円の返還を求める提訴を決めた。

1日開会する市議会9月定例会に専決処分として報告する。同市教委では、奨学金と入学準備金の返還を求めて提訴するのは初めて。

親子は平成15年12月から返納を滞納しており、市教委側は電話や文書で督促していた。女性は短大卒業後、県外に転居していた両親の元へ戻り、一時、親子とも音信不通になっていた。

しかし昨年3月、親子が一色町に住んでいることが判明。市教委が今年7月、納付相談で分納などを提案したが応じないため、「納付の意志がない」と判断した。


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