東海愛知新聞バックナンバー

 8月24日【火】

賠償金1800万円で合意

岡崎市民病院心臓治療の処置にミス

岡崎市民病院は、4年前に狭心症で入院治療中に亡くなった、同市内の当時70歳代の男性患者の遺族に対して一部医療ミスを認め、1,800万円の賠償金を支払うことで合意。1日開会の9月定例議会に関連議案を提出する。

病院によると平成18年3月9日、血管にワイヤを通して狭くなった冠動脈を広げる治療を行った際、冠動脈を傷つけ出血。心臓を保護する薄い膜に血液がたまった(心タンポナーデ)が、容体が安定したことから、薬による処置を行った。その後、脳こうそくを併発し、6月5日、多臓器不全で死亡した。

昨年11月になってこの男性の遺族から愛知県弁護士会紛争解決センターに、同病院に2,600万円の損害賠償を求める申し立てが提起された。以後、双方の弁護士で話し合いを重ねた結果、心タンポナーデに対しては速やかにたまった血液を抜くべきであった、と病院側の処置に問題があったと判断した。


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