設立10周年を迎えた岡崎市日本中国友好協会(伊藤公正会長)は来月4日から8日まで岡崎市美術館で、設立10周年記念事業として写真展「周恩来と日本」を開催する。主催はほかに国際交流基金、周恩来頴超研究センター、中日友好協会など。入場無料。(岩月健)
周恩来(1898-1976年)は中国初代の首相として、昭和47(1972)年の日中国交正常化実現のために、当時の日本の田中角栄首相と歴史的調印を行った。
大正6(1917)年から2年間、日本に留学。晩年、病の床で「日本へはまた行ってみたい」と言っていた。
同展は昨年、中華人民共和国建国60周年を記念して東京で開かれた写真をそっくり展示する。
第1部は「真理を求め日本へ渡る(写真30点)」。幼少期から日本留学時代の青年周恩来を紹介。
第2部は「日中民間往来を促進(78点)」。日本留学後パリに渡り、共産主義思想を学んだあと、1949年の建国までの苦難の歴史と初代首相として日中国交正常化へ尽力した足跡をたどる。
第3部は「日中国交正常化を推進(33点)」。正常化に向けて各界の日本人と交流する様子を振り返る。
第4部は「永遠に日本人の心の中に(16点)」。日本での追悼式の様子や世界の政治家との交流を紹介。
なお、岡崎市日中友好協会では30日午後7時から、市シビックセンター・コロネットで日中友好コンサート「大草原からの響き―イリナ チャリティーコンサート」を開く。入場料は、全自由席で2,500円。
チケットは、シビックセンター(72-5111)で発売中。